家作りするなら、メンテナンス費用のことも意識したい
家づくりの外観において、一番大きな面積を占める「壁」。
そして一番先にメンテナンス費用を気にしたいのも、風や太陽に晒される「壁」。
ただ、我が家は3階建を建てるので、壁のメンテナンスの際には「3階までの足場」が必要になり、その費用は「足場だけでも40~60万することもある」という話を聞き、できるだけ長持ちする壁がいいと考えるわけで。
タイトルの通り、メンテナンス費用も、家の購入費用の一部と考えるべきだ。
そう考えるようになった理由は、今回、家づくりをするにあたって訪ねたいくつかのハウスメーカーさんから教えてもらったから。
(おまけで書いておくと、本当にこだわるべきは、壁だけじゃなく、壁と壁の間を繋ぐ「シーリング剤」にこそ、建てる時にグレードよいものにした方がいいですよと、オープンハウス以外の施工業者さんに教えてもらった。しかし我が家は予算の関係で見送りに)
我が家がニチハの壁を採用した理由
オープンハウス ディベロットメントでは、2つのメーカーから壁を選ぶことができる。
それが「ニチハ」と「ケイミュー」だ。
タイトルの通り、我が家は「ニチハ」の壁を採用する事にした。
理由はニチハでのみ取り扱いのあった「プラチナコート」という壁。
このプラチナコートという壁は日差しや、熱・雨に強く耐候性に優れていることから次のメンテナンスまでの期間がのびるというもの。
まず「雨で汚れをうかして洗い流す」という機能。
実はこの機能だけ比べると、ニチハの「マイクロガード」にも、ケイミューの「親水コート」と、どちらにも採用されているのだけど、耐候性という点では、このニチハのプラチナコートの方が勝る。
選べるニチハのプラチナコートの壁の種類は少ない
ただし、このニチハの「プラチナコート」が搭載されている壁の種類は、オープンハウスの標準プランの中には4種類しかなく、色もそれぞれ4色と少ないので、他の柄や色を希望であればニチハに拘らずに、ケイミューから選ぶのも良いと思う。(我が家は予算の関係でオプションの壁のカタログは全く見てません・・・笑)
どちらにしても標準プランだと、メーカーはどちらか1つを選んで、その中から2種類の壁を選ぶ事になる。
標準で選べる壁の種類だって、なかなか多いから選ぶのがとても大変そうと思っていたけれど、案外、自分たちの好みさえわかっていれば、方向性は絞り易いのかな?というのが、先日の「カラー打ち合わせ1回目」を終えた感想。
カラーコーディネート担当の方とショールームの壁のコーナーに立っていた時間って、ほんの10分くらいだった。それで大体の方向性は見えて「この壁とこの壁のパターンと、、こちらとこちらと〜」と話しながら、おおよそ2パターン+おまけ1パターンぐらいに絞ることができたから驚きだ。(1歳の息子が大泣きだったからかな?決断も早くなる笑)
OHD4回目の打合せは「カラーセレクト①(合計2回)」外壁を選ぶ
2022年3月4日、オープンハウスディベロットメントとの4回目の打ち合わせがあった。
内容は「カラーセレクト」で、この打ち合わせの中で決める項目に「外壁」がある。
オープンハウスディベロットメントの渋谷ショールームにも、外壁のサンプルがあるので、それを見ながらカラーコーディネーターさんと一緒に決めることができる。
ただ、いきなり沢山の壁を見ても決められるわけがない。
カラーヒアリングシートを用いて希望の外観を考える
そこで「カラーヒアリングシート」というものがあって、このシートを事前にコーディネーターさんに提出することになっている(間に合わなければそれでも大丈夫とのこと)。
このヒアリングシートにある外観の見本は3択。
- 真っ白の壁が眩しい THE シンプルな「ブライト色」
- 黒やネイビー、焦茶などの落ち着いた色の組み合わせ「ダーク色」
- アイボリーやベージュとした壁や、優しい木目調をポイントにあしらうなど「ナチュラル色」
よく見ると、この3択の中でも、「え、ブライト色のこれもいいし、ナチュラル色のこれもいい」というような迷いが生じて(画像に赤枠つけてます)、コーディネーターさんには「どちらも気になります」と正直に伝えていた(メールのやりとり)。
この外観の見本のおかげで、色々なタイプの家を調べて見比べることができた。
このカラーヒアリングシート、一見、簡単な内容に見えたのに、いざ記入しようとするとなかなか難しかった。注文住宅を建てる予定がなかった私たち夫婦にとっては「私たちの家の好みって?」ってところから考えて擦り合わせるんだから、そりゃ時間かかるよね。
考えてみると「よし、東京に、家を持とう」って言葉、なかなかフットワーク軽めの人の発言な気がする(笑)。
とにもかくにも、このヒアリングシートのおかげで、外観や内観イメージはなんとなく意見がまとめられたんだな。
1回目の打ち合わせで見えてきた、我が家の3組の壁を紹介
そして打ち合わせでは、先ほどのカラーヒアリングシートを持って、カラーコーディネーターさんと渋谷ショールーム内の外壁コーナーへ移動。
ちなみに標準プランで選べる壁の枚数は2品番まで。3品番以上を選択するには別途オプション料金が必要だ。我が家は標準の2品番での採用。
オプション品まで検討していたら決まらなかったかもしれないけど、標準の中から伝えていた好みに落とし込むのは、わりと簡単だった。
我が家の仮採用の外観パースが届いたので紹介
「外壁を確定するのは2回目のカラー打ち合わせで」ということなので、今回はひとまず決まった3つの組み合わせで、外観パース(建物の外観を人の目線で立体的に描いたパース図のことを言う)を作るので検討することになった。外観パースは1回目の打ち合わせの後の約1週間(2022.0310)で、A-Dの合計4パターンがメールで届いた。
外観パースってとても直感的でわかりやすい!!!ありがたい!
でも私は、これだけでも決めることもできなかった。
その理由は、カラーコーディネートさんからの話で「アイボリー」の壁は太陽の下で見ると、真っ白に見えると聞いたから。アイボリーの壁を希望なら「アーモンド」の壁がそれらしく見えると。
家の外観は大事だ。標準プラン(料金の定額内)とはいえ、なんとなくでは決められない。
そこでニチハのショールームでなら、もう少し大きな面積のパネルで、しかも太陽光の下でも確認することができると知り、ショールームを訪ねることにした。
東京 日本橋にあるニチハ ショールームへ
まずは、ニチハの公式サイトの来館予約ページから事前予約を申し込んだ。
ちなみに今週すぐ行きたい!だと、なかなか予定がとりずらい状況で、次の週以降は比較的空いている様子。私はとにかく次の打ち合わせ前までに行きたくて、空いているところに滑り込んだ。
建物の前に着いて、おぉお!大きい!!と少し驚いた。
そもそも日本橋にショールーム作れるってすごくないか??とどんな建物か気になっていた。こんなに大きな場所を確保してすごいわぁ。。
店内に入ってみると、私以外の客がいない。予約いっぱいだったのになぜ?なんてことを思いながら、店員さんを独占できて嬉しかったり。
それにしてもさすがショールーム。大きな壁パネルがたくさん・・!
到着してすぐ、名前やら家を建てる予定についての詳細アンケートのようなものを記入した。
私の場合は既に「オープンハウスディベロットメント」で建てることが決まっていて、ニチハさんの方でも施工会社ごとに選べる壁を把握されている様で、話はスムーズだった♪
「オープンハウスさんからもらった外観パース4つを持ってきました」と伝えてみると「じゃあ、この組み合わせを実際に見てみましょう!」と言って、広いショールーム内から、ひょいひょいっと「これと、これですね〜」と出してきてくれた。(ちなみに担当してくださった方は、50代?ぐらいのおじさま)
それをローラー付きの枠にセットしてくれて「いかがでしょう?近くもいいですが、遠くからも見てください。」と教えてくれた。それと外観パースでは柔らかい茶色に見えていた壁も、模様の彫りの境目の色によっても濃く見えるなど、アドバイスもくれた。
どれがいいのか決めかねていると、アーモンドの壁に対して左右にアクセントの茶色の壁を並べてくれたり、窓の枠の色や玄関の色を伝えると、似た色の窓枠を合わせてくれたりと(YKK APW330のブラウンと伝えるだけで、この辺りですね〜なんて持ってきてくれた)とてもわかりやすい。
窓枠をブラウンにしたいということもあって、壁も優しい茶色系の色に惹かれる。
ちなみに、ネイビーとアイボリーの壁は、ニチハのショールームに行く前に夫が「ネイビーの家はとてもかっこよくて憧れていたけど、こうして見てみたら僕たちの家って感じじゃないね」という一言で私も納得。
でも「一応、ショールームで見てくるね!」ということで、念の為確認したくて、実際に他の壁と並べてもらってよかった。全部を並べてもらうと、優しい色合いの方に自分の心がちゃんと傾いたのがわかったから(笑)
アーモンドと茶色の色にしぼり、あとはアクセントにつかう茶色の壁を決めるだけになった。
あとは茶色を決めるだけと言っても、どちらの茶色がいいのか・・と決めかねていると、ニチハさんが「そういう時は外で見てみましょう」とパネルを外に持っていってくれた。ちょうどお天気でよかった。
壁パネル – 太陽の下で見るのと室内で見るのとでは全然イメージが違った
太陽光の下で見る壁は、確かに室内で見ていたイメージと全然違う・・!!
濃い茶色も太陽の下ではこんなに明るい茶色なんだ。これを見て、窓枠をもう一度合わせてみた上で、左の2枚に決めた。
外で見ると、壁の彫りの深さが際立つ分、木目調の壁はゆったりして見えて、レンガ調の壁は模様が細かく見えることに気がついた。どちらでもよさそうだけど、私の選んだアーモンド色の壁も模様が細かいから、せっかくアクセントにする壁なら、基本となる壁とは変化をつけたいなと思って、木目調の壁を採用することにした。
ちなみに我が家が採用した壁の品番はこちら
- ニチハ EPA944 フラーグ プレスMGアーモンドⅡ
- ニチハ EFA2256 グレインウッドV スペリオMGウォルナット
使用する壁が決まったので最終的な外観バースを
1枚目(PCで見た時の左側)がオープンハウスさんからもらった外観パース。2枚目(PCで見た時の右側)が完成版。2階の私の部屋に採用した丸窓がとても可愛いので、アクセントの壁となる茶色部分の位置を変更した(夫が気づいてくれて「こうした方がいいと思う」と言ってくれた。感謝♪)